十一面観音菩薩




 十一面の顔のあり方には種々あるが、通常は以下のようになる。
     正面の三面 慈悲相   左三面 忿怒相   右三面  白牙相
     後の一面 大笑相     頂上の一面 仏面相
 このように様々な面相を頂上に戴くのは、人間の災厄に際しての観音の功徳、大きな力を示すことを表している。