十一面千手観音菩薩


 この作品は、京都の仏師の指導を
受け、二年間苦労して仕上げたもの
である。



 本当に千本の手を持つ像もあるが、普通に見られる像は中央に二本の手が
合掌し、その左右に二十本ずつ合計四十二手の像がほとんどである。
中央の合掌手を除いて四十本の脇手の、それぞれ一本の手が二十五の願いを
かなえるということで千手観音とよばれる。