羅漢像

 「安達正秋微笑仏展」で展示された羅漢像である。木喰上人が89歳の時、逗留した清源寺の和尚に頼まれて造像した十六羅漢の一つである。この像は木喰上人が村人達の宴会に誘われそのときの無邪気に騒ぐ村人をモデルに彫ったといわれている。酒壺を独り占めして照れている羅漢像は、まことにユニークな姿で思わず顔を隠している袖をはがして表情を見たくなる。

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