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機械製図


  • 勉強方法
  • 機械製図とは
    • 機械を図に表すこと。
  • 規格
    • 日本国内では、JIS(日本工業規格)に基づいて図面を描く。
      しかし、実際にはJIS違反が多く存在しているので、そのような図面でも理解できるようにする必要がある。
      ここでも、JIS違反があるので、JISを理解した上で使う事。
      JISは、分類別にまとめられたJISハンドブックが入手し易い。
      機械製図の場合は「JISハンドブック 製図」。
      JIS閲覧は、JISC-日本工業標準調査会から。JIS閲覧操作手順
      • JIS B 0001機械製図−表記方法
      • JIS B 0002-1,2,3製図−ねじ及びねじ部品
      • JIS B 0003歯車製図
      • JIS Z 3021溶接記号
      • JIS B 0401-1の付属書1(参考)多く用いられるはめあいの表
      • JIS B 0401-2寸法公差及びはめあいの方式−第2部:穴及び軸の交差等級 並びに寸法許容差の表
      • JIS B 0021製品の幾何特性仕様(GPS)−幾何公差表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの公差表示方式
      • JIS B 0031製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状の図示方法
      • JIS B 0123ねじの表し方
  • 図面の種類
    • 組立図
      • 組付け,調整を行なう為の図面で、機械の目的,組立状態,動きを表す。
        詳細内容
    • 部品図
      • 部品を製作する為の図面で、寸法,仕上げ程度,材質,製作個数等を表す。
    • 製作部品表
      • 製作部品を手配する為の表。
    • 購入部品表
      • 購入品を手配する為の表。
  • 用紙の種類,使い方
    • 主にA4〜A1までを使用する。JIS B 0001 5.1 a)
    • A4は、各企業で指定された向きで使用する。
    • なるべく小さいサイズの用紙を使用する。JIS B 0001 5.1 b)

      A列サイズ(第1優先)
               単位 mm
      呼び方 寸法a×b
      A0 841×1189
      A1 594×841
      A2 420×594
      A3 297×420
      A4 210×297


      特別延長サイズ(第2優先)(よっぽど使わない)
               単位 mm
      呼び方 寸法a×b
      A3×3 420×891
      A3×4 420×1189
      A4×3 297×630
      A4×4 297×841
      A4×5 297×1051


      特別延長サイズ(第3優先)(よっぽど使わない)
                              単位 mm
      呼び方 寸法a×b
      A0×2
      (サイズはA列2A0に等しい)
      1189×1682
      A0×3 1189×2523
      (推奨できない)
      A1×3 841×1783
      A1×4 841×2378
      (推奨できない)
      A2×3 594×12612
      A2×4 594×1682
      A2×5 594×2102
      A3×5 420×1486
      A3×6 420×1785
      A3×7 420×2080
      A4×6 297×1261
      A4×7 297×1472
      A4×8 297×11682
      A4×9 297×1892

  • 輪郭線(図枠,図面枠)
    • 各企業で指定された、既存の輪郭線を使用する。
    • 通常「閉じない場合」の寸法を使用する。JIS B 0001 5.2 表
    • 輪郭線は、太い実線で描く。JIS B 0001 5.2 b)

      A0〜A4の場合 A4の場合

                                  単位 mm
      用紙サイズ c(最小) d(最小)
      とじない場合 とじる場合
      A0 20 20 20
      A1
      A2 10 10
      A3
      A4
      注意 A4サイズを横置きに使用する場合は、dは上側にする。

  • 中心マーク
    • JIS Z 8311(JIS B 0001 5.2 d))
  • 表題欄
    • 各企業で指定された、既存の表題欄を使用する。
    • 表題欄は、図面の右下隅に設ける。JIS B 0001 6.2 c)
    • 表題欄の線は、外側は太い実線で、内側は細い実線。
  • 縮尺
    • 縮尺の表し方は、描いた長さ:実際の長さ。JIS B 0001 9
      頭の中で、:(コロン)を/(スラッシュ(割り算))に置き換えると分かり易い。
    • 実際の業務では、縮尺を小さくすると見難いし、用紙サイズはかさばるのでA1以下にしたいので、
      用紙ごとに投影を分けて描く場合もある。(JIS違反)

      推奨する縮尺
      種別 推奨する尺度
      現尺 1:1
      倍尺度 50:1 20:1 10:1
      5:1 2:1  
      縮尺 1:2 1:5 1:10
      1:20 1:50 1:100
      1:200 1:500 1:1000
      1:200 1:500 1:1000

  • 投影法
  • 投影の決定
    • 下記の投影図は、投影の指示記号が不要な基本的な投影。
      矢印や記号の指示が、いらないって事です。
    • 正面図は必須。他の投影図は必要に応じ選定する。
    • 正面図=主投影図。呼び方が2種類ありますので。
    • 以下の項目を総合評価して選定する。
      • 正面図は、形状・機能を最も明りょうに表す面を描く。
      • 組立図は、使用する状態で描く。
      • 部品図は、加工時に置く状態で描く。
      • 横長に置いた状態で描く。
      • 投影図は、出来るだけ少なくする。
      • なるべく隠れ線を用いなくても済むようにする。
      • 小さいサイズの用紙に収める。
      • 下面図より、平面図を描いた方が、形状を理解し易い。
      • 側面図は、右側面図を描いた方が、用紙に配置し易い。
      • 長い物は、長く見える投影を、正面図にした方が配置し易い。
      • 背面図はよっぽど使用しない。
      • 背面図は右側に置く方が配置し易い。
      • 角物(直方体)の基本は、正面図,平面図,右側面図。
      • 板物の基本は、正面図,下面図,右側面図。正面図は板を上から見た図。
      • 丸物(円筒)の基本は、正面図,右側面図。
      • JIS B0001 10.1.1 , 10.1.2 も見ておいてください。
    • 投影の指示が無いので、他人が描いた図面は、どれが正面図か分かりにくい。
      正面図を特定できる場合と、できない場合があります。
      以下の例は、3通りのパターンが考えられますので、確実に特定できません。
      しかし、ある程度は特定できます。
      • 背面図はよっぽど使用しませんので、パターン2,パターン3は、除外して良いでしょう。
      • 「正面図は、形状・機能を最も明りょうに表す面を描く。」のルールを使って、ある程度特定できる。
      図面例

      パターン1

      パターン2

      パターン3

      なぜ投影を特定したいかと言うと、電話で話をする場合に、特定できないと意志疎通に時間がかかったり、
      間違った判断をしてしまうからです。
  • 図形の表し方
    • 外観図
    • 補助投影図
      対象物の斜面の実形を図示する必要がある場合には、その斜面に対向する位置に補助投影図として表す。
      この場合、必要な部分だけを部分投影図又は、局部投影図で描いてもよい。
      ポイントは、斜面を図示する場合という事です。
      投影の指示記号が不要な投影です。
      ですが、投影の指示記号が無いと、何処の投影の補助投影か分かりにくいので、使用の際には注意する。
      分かりにくい場合は、何処の面かを示す矢示法や、投影間を線で結ぶ局部投影図や部分投影を使用します。

      普通の補助投影


      矢示法


      局部投影図の場合


      部分投影図の場合


      JIS規格では規定されていませんが、矢示法で投影を好きな位置に配置する場合は、下図の斜めの面から、見る方向に配置する。
      もし、見る方向と反対の方向に配置すると、一角法のような感じになって、読図がやりにくくなりますので、なるべくやらない。
      でも、矢示法は、何処に配置しても良いのが売りなのですがね。
      断面図でも同じ事が言えます。
      それに加えて、断面図の場合は、見る方向がどちらでもありえますので、断面記号から判断できますが、見る方向を勘違いします。
      断面図の場合は、絶対にやらない方が良いです。

    • 回転投影図
    • 部分投影図
    • 局部投影図
    • 部分拡大図
    • 全断面図
    • 片側断面図
    • 部分断面図
    • 回転図示断面図
    • 組合せによる断面図
    • 多数の断面図による図示
  • 線の種類
    • 線の種類による用法JIS B 0001 6.2
    • 一般的に、線の種類を呼ぶ時は、「用途による名称」か「線の種類」で呼びます。
      例えば、「かくれ線」を呼ぶ時、「破線」と呼ぶ場合もあります。人と話す時は、両方知っていないといけません。
    • かくれ線で使用する「破線」は、「点線」ではありませんので間違えないように。
    • 記号(仕上げ記号,幾何公差,照合番号)は、細線。
    • 線の太さ
      • 手書きでは、線の太さは、太線0.7mm,細線0.3mm,文字,記号0.5mmが良い。JIS B 0001 6.1
      • CADの場合は、デフォルト設定に従う。

       線の種類と用途
      用途による名称 線の種類 線の用途 図の
      照合
      番号
      外形線 太い実線 対象物の見える部分の形状を表すのに用いる。 1.1
      寸法線 細い実線 寸法を記入するのに用いる。 2.1
      寸法補助線 寸法を記入するために図形から引き出すのに用いる。 2.2
      引出線 記述・記号などを示すために引き出すのに用いる。 2.3
      回転断面線 図形内にその部分の切り口を90度回転して表すのに用いる。 2.4
      中心線 図形の中心線(4.1)を簡略に表すのに用いる。 2.5
      水準面線 寸法を記入するために図形から引き出すのに用いる。 2.6
      かくれ線 細い破線
      又は太い破線
      対象物の見えない部分の形状を表すのに用いる。 3.1
      中心線 細い一点鎖線 (1)図形の中心を表すのに用いる。
      (2)中心が移動した中心軌跡を表すのに用いる。
      4.1
      4.2
      基準線 特に位置決定のよりどころであることを明示するのに用いる。 4.3
      ピッチ線 繰返し図形のピッチをとる基準を表すのに用いる。 4.4
      特殊指定線 太い一点鎖線 特殊な加工を施す部分など特別な要求事項を適用すべき
      範囲を表すのに用いる。
      5.1
      想像線 細い二点鎖線 (1)隣接部分を参考に表すのに用いる。
      (2)工具、治具などの位置を参考に示すのに用いる。
      (3)可動部分を、移動中の特定の位置又は移動の限界の位置で
      表すのに用いる。
      (4)加工前又は加工後の形状を表すのに用いる。
      (5)繰り返しを示すのに用いる。
      (6)図示された断面の手前にある部分を表すのに用いる。
      6.1
      6.2
      6.3
      6.4
      6.5
      6.6
      重心線 断面の重心を連ねた線を表すのに用いる。 6.7
      破断線 不規則な波形の
      細い実線
      又はジグザグ線
      対象物の一部を破った境界、又は一部を取り去った境界を
      表すのに用いる。
      7.1
      切断線 細い一点鎖線で、
      端部及び方向の
      変わる部分を太く
      したもの
      断面図を描く場合、その切断位置を対応する図に表すのに用いる。 8.1
      ハッチング 細い実線で、規則
      的に並べたもの
      図形の限定された特定の部分を他の部分と区別するのに用いる。
      例えば、断面図の切り口を示す。
      9.1
      特殊な用途の線 細い実線 (1)外形線及びかくれ線の延長を表すのに用いる。
      (2)平面であることを示すのに用いる。
      (3)位置を明示するのに用いる。
      10.1
      10.2
      10.3
      極太の実線 薄肉部の単線図示を明示するのに用いる。 11.1

      例1:  
       
      例2:  
       
      例3:  
       
      例4:  
       
      例5:  
       
      例6:  
       
      例7: (1) (2) (3)
       
      例8:  
       
      例9:  
       
      例10: (1) (2)
       
      例11:  
       

  • 形状作成
    • 外形線は全て描く。
    • 隠れ線は必要最小限描く。
  • 寸法記入
    • 寸法数値は、mm(ミリメートル)の単位で表し、単位記号は付けない。工業系は、mmを基本とする。JIS B 0001 11.4 a)
    • 寸法記入方法
      • 矢印の形状は、開き角度約30°,長さ約3mmとする。JIS Z 1984 5.1(4)(a),5.1(7)
      • 寸法補助線の長さは、寸法線の交点より、約2mm伸ばす。JIS B 0001 11.2 b)
      • 寸法を入れる個所。(何処から何処までの寸法とするか。)
        • 精度が必要な個所。
        • 加工者が、必要な個所。
        • 測定者が、必要な個所。
        • 最低限、寸法がわからない所がないように記入する。
    • 寸法公差
      • 普通公差 JIS B 0405等
          ・公差が記入されていない、寸法に適用する。
           加工方法により、公差が決められている。
      • 寸法に記入された、寸法公差 JIS B 0401
          ・普通公差範囲外の公差を、指示する。
      • はめあい公差 JIS B 0401
          ・互いにはまり合う場合に使用できる。
          ・物の大きさ,寸法公差を意識することなく、はめあいの状態を指示できる。
          ・はめあい方式を使用せずに、寸法公差を記入しても、同じ内容を表現できる。
           その場合は、適当な寸法公差を、導き出す必要がある。
    • アンダーバー JIS B 0001 11.13
      • 図形の長さが、寸法数値に比例しない場合に、寸法数値に太い実線のアンダーバー(下線)を引く。
        ただし、図形を省略した時等、比例していない事を表す必要がない場合は不要。
      • 図面を書いた後、長さを変更したい場合に使えますが、図形の矛盾に気付きにくいのでお勧めしない。
        例えば、プレートに穴が開いており、プレートの長さを短くした場合、穴がプレートの外になる矛盾に気づきにくい。


    • 見え消し
    • 参考寸法(重複回避)
    • テーパ
    • 簡略(JIS外)
    • 購入品の引き出し線(主に組立図で使用)
  • 記号
    • 表面性状の図示方法 - JIS B 0031
    • 幾何公差(主に部品図で使用)
    • 溶接記号(主に部品図で使用)
    • 照合番号(主に組立図で使用)
    • 設変記号
    • センタ穴

  • 裏技
  • 手書き用製図道具

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