「安達正秋微笑仏展」で展示された大黒天半跏像の原型は、静岡県引佐郡引佐町の個人のお家に伝わるものである。福袋の上に座る大黒天の大きさは四分の三を占めるため大きく感じられる。保存状態が極めてよく東海地方の秀作の一つであると言われている。木喰上人は、この方のお家の横に小屋を建て夜になると仏像を彫りその姿を決して他人に見せなかったという話が伝わっているそうだ。
写真をクリックしていただくと大きく表示されます。(画像はフリーです)