服部 素空

心外無法 貴為和以 地蔵菩薩
拈華微笑 ひそみ きて・・(会津八一) 温故知新
犬の顔 作務衣・・(安達洋子)  観音力
はつなつの・・(会津八一) 観仏三昧 仏像を・・(安達洋子) 
いのち噴く・・(生方たつゑ) ひそみ きて・・(会津八一) わが家のを・・(安達洋子) 
この寺を・・(栗木京子) かまくらや・・(与謝野晶子)  観仏・白衣観音
観音菩薩坐像  菊の香や・・(芭蕉) 水音の・・(山頭火)
恵比寿 地蔵(浮き彫り) 飛天(浮き彫り)
愛犬・くるみ 阿弥陀如来座像(円空) 光背付き地蔵菩薩
光背付き観音菩薩立像 手のひら地蔵 救世観音菩薩立像
十一面観音立像(円空)  護法神(円空) 善財童子(円空)
聖観音(円空)  愛犬・うらら 庚申(円空)
薬師如来(円空) 布袋と地蔵菩薩(円空) 会津八一書画
伝教大師像 香薬師如来立像 木喰自刻像(木喰)
大黒天(木喰) 十一面観音立像(円空) 阿弥陀如来立像
観音菩薩立像 釈迦如来坐像 地蔵菩薩立像




地蔵菩薩 (2017・10)



貴為和以 (2016・11) 



(書 安達洋子)



心外無法 (2016・7)



(書 安達洋子)



温故知新 (2016・7)



(書 安達洋子)



ひそみ きて・・(会津八一) (2016・6)  



ひそみ きて た が うつ かね ぞ さよ ふけて ほとけ も ゆめ に いり たまふ ころ
                               
                      “会津八一”    (書画 会津八一)   会津八一書画参照



拈華微笑・ねんげみしょう(2016・4) 



(書 安達洋子)



観音力(2016・3)



(書 安達洋子)



作務衣・・・(2016・3)



作務衣着て 阿弥陀如来を 刻みいる 夫の背中に 木漏れ日のさす
                               
                      (歌と書 安達洋子)



犬の顔・くるみ(2016・2) 



仏像を・・・(2016・2)



仏像を 作る角材 荒彫りする 夫の首すじ 汗の光りぬ
                               
                      (歌と書 安達洋子) 



観仏三昧(2016・1)



(書 安達洋子)



はつなつの・・(会津八一) (2015・12)



はつなつ の かぜ と なりぬと みほとけ は をゆび の うれ に ほの しらす らし
                               
                   “会津八一”    (書画 会津八一)    歌の解説



わが家の・・(安達洋子) (2015・12)



わが家の角まがるとき樟匂ふ不動明王夫の彫るらし  “安達洋子”
                   
                                  (書 安達洋子)



ひそみ きて・・(会津八一) (2015・11) 



ひそみ きて た が うつ かね ぞ さよ ふけて ほとけ も ゆめ に いり たまふ ころ
                               
                      “会津八一”    (書画 会津八一)   会津八一書画参照



いのち噴く・・(生方たつゑ) (2015・10)  



いのち噴く季(とき)の木ぐさのささやきをききてねむり合ふ野の仏たち   “生方たつゑ”
                   
                                  (書 安達洋子)



観仏・白衣観音(2015・10)



  (書 安達洋子) 



かまくらや・・(与謝野晶子) (2015・10) 


かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かな   “与謝野晶子”

                                    (書 安達洋子) 



この寺を・・(栗木京子) (2015・10)



この寺を 出ようとおもふ 黄昏の 京を訪へば 彌勒ささやく   “栗木京子”

                                (書 安達洋子) 



水音の・・(山頭火) (2015・9)



水音の 絶えずして 御佛とあり   “種田山頭火” 
                                 
                                 (書 安達洋子) 



菊の香や・・(芭蕉) (2015・9)



菊の香や 奈良には 古き佛たち   “松尾芭蕉”

菊の香や・・(芭蕉) (2015・12)



菊の香や 奈良には 古き佛たち   “松尾芭蕉”

                               (書 安達洋子)



観音菩薩坐像(2015・9) 



恵比寿 (2015・7)



地蔵・浮き彫り((2014・10)と救世観音 



飛天・浮き彫り(2014・10)



愛犬・くるみ(2013・9)



阿弥陀如来座像(円空) (2013・8)




光背付き地蔵菩薩 (2013・5)



光背付き観音菩薩立像 (2013・3)



手のひら地蔵 (2013・3)



救世観音菩薩立像 




十一面観音立像(円空) (2012・7) ー九鬼通夫氏 蔵ー




護法神(円空) (2012・4)





善財童子(円空) (2012・3)




聖観音 (円空) (2012・2)




愛犬・うらら(2012・1)




庚申 (円空) (2012・1)




薬師如来 (円空) (2012・1)







布袋と地蔵菩薩 (円空) (2011・12)





会津八一書画(2011・11)
会津八一歌集・寒燈集より

 観音堂(第8首)   

  ひそみ きて た が うつ かね ぞ 
    さよ ふけて ほとけ も ゆめ に いり たまふ ころ
 
  (ひそみきて誰が打つ鐘ぞさ夜更けて仏も夢に入り給ふころ)

 観音堂   「新潟県北蒲原郡中条町西条、素封家・丹後康平邸
         近く。丹後家の祖先が入道して隠居した」
 ひそみきて 「ひとにしられないようにひっそりと来て」
 さよふけて 「“さ”は接頭語、夜が更けて」


 歌意
 ひっそりとやって来て、誰が鐘を打っているのだろう。もう仏様も夢にお入りになる夜更けなのに。

 空襲で焼け出され、無一物で東京から疎開した故郷新潟の観音堂で、昭和20年8月10日、長年ともに暮らした養女(義姪)きい子を結核で亡くす。この時詠んだ挽歌「山鳩」(21首)は心を打たずに置かないが、その後、1人観音堂で暮らし、詠んだ観音堂10首も素晴らしい。
 八一はこの歌を好んで書画として書いた。写真は1m余のケヤキに素空が彫ったものである。ここに押された白文の書画印は「虚無」である。道人の痛々しい心は印にも表現されているのである。
                



伝教大師像(2011・10) −瑞応院 蔵ー





香薬師如来立像(2010・3)




木喰自刻像 (木喰) (2010・4)





大黒天 (木喰)




十一面観音立像 (円空)





阿弥陀如来立像




観音菩薩立像








釈迦如来坐像




地蔵菩薩立像